ペンシルヴェニア州で小さな工務店を営むケラー

はごく普通の庶民の生活を送っていた。


小さくても幸せに満ちた日常に、

突然何の前触れもなく悲劇が襲いかかる。


感謝祭の日、6歳の娘アナがひとつ年上の親友と

一緒に外出したまま、忽然と消えてしまった


警察の割り出した容疑者は青年アレックス。


しかし、警察の努力のかいなく

自白も物証も得られず2日後に釈放せざるをえなかった。


刑事ロキのだらしのなさに不満を隠せないケラーは、

アレックスがふと漏らしたひと言から、

彼が犯人だと確信する。

そしてケラー自らの手でアレックスに自白させようと試みる・・・。


最愛の娘を取り戻したい一心で、法律とモラルの一線を踏み越えていく父親。


粘り強い捜査によって、新たな容疑者の存在を突き止めていく刑事。


もがけばもがくほど混迷が深まるこの難事件の背後には、

実は、未だ誰も知らなかった真実が隠されていたのだった・・・。